地主って・・・
皆さん「地主っていいなー!」って思った事ありませんか?
私なんか昔からずーっと思い続けております・・・
たまたま持っていた農地が市街化に伴い大きな価値になり、切り売りした利益で収益物件を建てる。その収益でまた建てる・・・
今まで作物を生産して稼いでいた土地で、今度は不労所得を得る・・・
私の住むエリアでも区画整理で多数の土地成金が存在します。
皆、デカイ家に住み、高級車に乗り、新築アパートを所有し、区画整理地内に大きな土地を所有しています。
その所有地では税金対策なのか場違いな畑を耕しています。
当然、所有地は売るつもりは無いようです。
「先祖代々受け継いだ大事な土地」だと皆さんおっしゃいます。
暫くしたら所有地にまたアパートを建てるのだそうで・・・
話はかわりますが、最近祖父母の事を思い出す事が多くなりました。
遠方の為そんなに会うことはなかったのですが・・・
私の祖母は明治産まれで大正・昭和・平成を経て104才でなくなりました。
父から聞いた話では、戦前はかなり裕福な暮らしをしていたそうです。
お屋敷に住み、家にはグランドピアノがあり・・・
しかし戦後生まれの父は貧乏で苦労したと・・・
私の知る祖父母は決して裕福ではありませんでした。
祖父は公務員で晩年は退職金で悠々自適の生活を送っていましたが、そんな祖父が亡くなる少し前に話した事を最近良く思い出すのです。
当時の私は大学に入学直前だったと記憶しています。
祖父母の家を久々に訪れ、大学合格の報告をした時、祖父が突然戦争の話をはじめました・・・
その中で、戦前は大地主で小作人を多く抱える地元の名家だったそうです。しかし戦後の農地改革により土地はただ同然で小作人たちに取り上げられたと・・・
当時の祖父は公職追放されていたため、何も出来なかったと悔しそうに語っていました。
そのために孫たちに何も残してやれなかったと・・・
当時は何のことかさっぱりわからないままでしたが、最近不動産を所有したせいか当時の話を思い出しました。
調べてみると、今の地主さんたちは先祖代々受け継いだ土地と言う言い方をしますが、ほぼ戦後に地主からタダ同然でむしり取った土地なんですね・・・
時代って怖いですね・・・
当然、最近は収益不動産経営は不労所得では無い事が理解出来ましたが、やはりゼロから始めた自分は地主さんが羨ましいですね・・・
さて、私は賃貸不動産経営に乗り出しました。
やるからには、戦後地主に負けたくない!!それなりの規模まで物件を買いたいとこの話を思い出した時に思いました。
きっと不動産投資を始めたきっかけには深層心理に祖父の話があったのかもしれませんね・・・
没落した戦前地主の末裔はどこまでやれるのでしょうか?
がんばって規模拡大したいですね!!