最近の『情報』に関して思う事・・・
最近はかぼちゃの馬車のスルガ銀行やTATERU等の問題がクローズUPされていますね。
最近はとても便利な、時代になりましたよね。
スルガ・かぼちゃ・TATERU問題もクリック一つで色々な論説を見る事ができます。
知りたい情報はインターネットに溢れていて無料で勉強できます。
不動産関連の本も巷に溢れ、知りたい情報を簡単に買うこともできます。
物件情報もNETで簡単に手に入ります。
そんな中、何気に読んだコラムで気になる記載がありました。
「新築高利回物件を買ったが、中々入居がつかない、結局家賃を下げて満室になった。」
このオーナーさんは購入時に周辺不動産屋さんに適正家賃かどうか確認して回ったそうです。NET上によくあるセオリー通りの行動をされていますね。
しかし、ここに今の〜不動産投資に失敗する人の本質〜がある気がしたのです・・・
自分で情報収集して、賃貸価格の適正を見極め、購入。
しかし、相場よりも高かった。結果想定よりも安く貸す事になってしまった。
NETに溢れるセオリー通りに行動したのになぜそうなったのでしょう?
私には見た情報の出手の立場になって考えなかったミスに思えてなりません。そして確認する不動産屋の立場を考えていない相談だったと思うのです。
そもそも適正賃料の見極めに不動産業者を訪問する方で正しいアドバイスを受けられる方とはどんな方か?考えてみてください・・・
- 管理を委託している大家さんは管理委託先から適切なアドバイスを頂けるでしょう。
- 自主管理大家さんで、客付け依頼を前提に相談されたら不動産屋さんも親身に相談に乗ってくれるでしょう。
反面、この方のように、アドバイスを得られなかった方はどのような方か?
おそらく、不動産会社が『メリットを感じられない方』だったのではと推測しています。
【例】管理は他社にお願いしているが、セカンドオピニオンで不動産屋を回る
さてこんな例の人に訪問された不動産屋さんはどんな心理で対応するでしょうか?
完全にただの面倒な方ですよね・・・だって親身に相談に乗っても儲けにならない可能性の高い方なんだもん・・・だからあしらわれるのです。
いわゆるただの『クレクレちゃん』ですね。最近、特に増えたような気がします・・・
そして、【情報の出手がどんな立場だったか?】
これを考えていない人が多いのです!!
その情報の出手の資産・知識・職業等々の背景によって正解は多岐にわたるはずです。
資産の無い方が、資産のある方を真似ても成功はないでしょう。
例えばサブリース。
地主なら絶大なメリットがありますが、それ以外の人はデメリットが多いのでは?
もちろん、立地等のスペックもあり、地主以外でも人によりメリットを感じる方もいます。
例えばオーバーローン
資産がある方が、レバレッジを求め借り入れるのと、資産の無い方が無理をして借り入れるのとでは雲泥の差ですね。
ほかにも【新築・築古】【木造・RC】【都心・地方】【区分・1棟】【プロパー・アパートローン】等々そして金利もそれぞれ。
背景は多岐にわたります。
私は、不動産関連の本は買ったことがありません。セミナーも受けたことはありません。
仕事とNETで勉強した身。
だからこそ、情報を見るときは出し手の背景を想像し、自分に照らし合わせ効果を考えます。
本やNET上の情報の提供者はどんな目的でどんな背景なのか?
その情報を載せているサイトの目的と背景は?
あなたに提案した不動産営業マンの背景は?そして売主・買主どちらの味方?
あなたに融資する銀行の背景は?
あなたに物件を売る売主の背景は?
情報過多だからこそ、その情報を見極め、自己に結び付けるスキルは絶対必要と考えます。